巡見使さまが“グッ”ときた!―荻原村のまれなもてなし―

- 開催期間
- 2023年11月18日〜2024年1月21日
- 江戸時代、幕府は全国の政情を知るため、将軍の代替わりごとに巡見使を派遣しました。巡見使は3人1組となり、全国8つの区域に分かれて巡察しました。駿河・遠江・三河・美濃・伊勢などを巡るルート内にある西尾市域では、宝永7年(1710)6代将軍徳川家宣代替わりのころから6回にわたって荻原村が宿泊地となりました。
- 小牧陣屋の役人をはじめ大庄屋、村役人、村人たちはこぞって入念な準備を行い、精一杯のおもてなしをしました。天保9年(1838)の巡見使の1人、設楽甚十郎は「かすやじゃの 荻原などと いいなせど 駿遠三の まれなもてなし」と詠んで称賛しました。
- 巡見使が感激したおもてなしとは、どのようなものだったのでしょうか。その裏にはどのような苦労があったのでしょうか。本展では、地域に残る資料などを紐解き、現代に生きる私たちの心にも響く、荻原村の“まれなもてなし”をご紹介します。
展示解説
日時 12月17日(日)午後2時30分
場所 西尾市資料館企画展ゾーン
申込 不要
講演会「巡見使と美濃の村々」
日時 12月9日(土)➀午前10時~ ②午後2時~
※①・②ともに同じ内容
場所 吉良市民交流センター会議室
定員 ①・②各40名(申込先着順)
講師 鈴木 乙都氏(岐阜大学地域科学部 地域資料・情報センター教務補佐員)
内容 美濃での巡見使来訪時について、荻原村との対比をまじえてお話しいただきます。
参加費 無料
申込 11月18日(土)午前9時から 資料館受付窓口または電話にて。Googleフォームでも申込可。
ミニ講座&旧糟谷邸見学
日時 1月14日(日)午後1時30分~
場所 吉良図書館視聴覚会議室、旧糟谷邸
定員 15名(申込先着順)
講師 柴田 富彦(当館学芸員)
内容 学芸員によるミニ講座の後、旧糟谷邸を解説つきで見学します。
参加費 300円(旧糟谷邸入館料)
申込 11月18日(土)午前9時から 資料館受付窓口または電話にて。
教えて!あなたの思い出に残るおもてなし
日時 会期中、いつでもご参加いただけます。
場所 西尾市資料館企画展ゾーン
かんたん工作 折り紙で箸袋をつくろう
日時 会期中、いつでもご参加いただけます。
場所 西尾市資料館企画展ゾーン
内容 おもてなしにもピッタリな箸袋を、お好きな柄の折り紙で作ってみませんか。